室長紹介
ごあいさつ
当室の面接や施術はクライエントさん、患者さんお一人おひとりに、しっかりと時間を確保して丁寧に症状と向き合います。たんなる気休めやその場しのぎを目的とした治療や面接の提供はしておりません。
心療内科・精神科、整形外科など、専門医の診察後、あるいは入院された後など、様々な療法をお試しいただいた後でも充分に間に合います。
万策尽きてお困りの方、もう打つ手がないとあきらめている方、これまでにたくさんの時間とお金を浪費したと感じてみえる方、ぜひご相談ください。
あなたの “今度こそ!” にお応えします。
「こころとからだの治療室」の開室背景
初めまして、室長の熊谷繁克(クマガイ シゲカツ)です。
苦悩に満ちた青年期の日々
私は、過厳格な父親と神経質でプライドが高く過干渉な母親とで構成される、いわゆる機能不全家族の中で育ちました。幼少期には小児喘息、ネフローゼ症候群、そして思春期には動悸が止まらなくなるという奇病に見舞われ、当時の医師からは心臓神経症という診断を受けました。特に治療法もなく、生きづらさを抱えながら日々を歩んでいました。
さらに18歳の頃、アルバイトが元で腰を痛めました。腰痛を抱えながらも大学を卒業し就職しましたが、就職先の仕事内容はデスクワークと荷物の搬出入でした。
重度の腰痛を抱えてみえる患者さんには説明するまでもありませんが、当時の私は長時間座っていることすら、はなはだ苦痛でした。就職先は機械メーカーでしたので荷物は総じて重く、これらの仕事を続けることで私は地獄のような毎日を過ごしていました。
周りの人たちからは様々な治療法をご紹介いただき、私はそれらを次々に試して行きました。当時の月給は16万円くらいでしたが、その半分以上の金額を、毎月々々腰痛治療に充てるという生活を続けていました。
それから数年が経ち、通算の治療費が1千万円に近づき、精も魂も尽きはじめた頃、縁あってようやく対話徒手療法(たいわとしゅりょうほう)の前身である旧・マイオセラピーに出会います(現・マイオセラピーはバイブレーターを使用する機械的な治療法で、もはや手技療法ではなくなりました)。
座り続けられる喜びから開業へ
1回の治療費が高額なこともあり、治療開始当初、治療に対する私の気持ちは半信半疑を通り越して全疑状態でした。しかし、半年が経とうとした頃、座り続けていられる自分に驚き、この治療法ならば“いけるかもしれない”という実感がつかめました。
治療開始から2年が経ったころには、治療の予約を忘れてしまうほどに回復しました。その後、ミイラがミイラ捕りになり、数年の修行期間を経て1998年、満を持して開業しました。
筋肉を緩めるだけでは不充分な場合があることに気づく
ところが開業数年後、筋肉をどう緩めても何度緩めても、症状の好転に時間がかかる患者さんの存在に気づかされました。そしてそういった患者さんは、少なからずこころに大きな苦悩を抱えてみえることにも気づかされました。
そこで私は臨床心理学を学ぶべく、からだの治療(仕事)を続けながら大学院の臨床心理士養成コースに入学修了し、臨床心理士の資格を得、それまでの旧・マイオセラピーに臨床心理学を統合した対話徒手療法を確立し、こころとからだ両面からのアプローチを行うようになりました。対話徒手療法とは、鍼などの器具を用いず、術者の手に伝わってくる感覚を用いて筋肉の声を聴き、筋肉と対話しながら行う手技療法です。
同時に臨床心理士の立場で、公立の小中学校にスクールカウンセラーとして勤務し、かれこれ20年近くになります。その後さまざまなアプローチ方法を学ぶべく、多くの師匠の元で学びましたが、話を聴くだけの傾聴型カウンセリングに限界を感じ、最終的にトラウマケアにたどり着き、海外の最新メソッドをも網羅したトラウマケアを学ぶ様々なトレーニングを修了しました。そして現在はトラウマケア専門のセラピストとして活動しています。
これまで受けた多くの‟トラウマケアセラピスト養成訓練”の中では、お互いにトラウマを提出し、練習し合うことを繰り返しますので、当然私も自らの生きづらさと向きあわざるを得なくなり、ひと通りのトラウマケアを受けました。
そして幸いなことに、今や特に目立った生きづらさは消失しました。
また、トラウマに起因する辛い症状は頑張って克服するものではなく、抑え込まれたエネルギーを開放することで自然と無くなることも実感しました。
これまで のべ15,000人の患者さんを改善!ぜひご相談ください!!
私は、現在までの臨床経験から、精神・心理的な苦悩(トラウマ・PTSD)、痛み、シビレ、コリをはじめ、難病と呼ばれる症状に至るまで、様々な病が発症する直前には、局所あるいは全身に、血液の循環障害に基づく酸素不足が存在していると考えています。
結局は血のめぐりが悪くなっているわけです!
酸素不足は、自律神経の興奮や無気力になる凍りつき(自律神経失調)により血管が収縮し、血液量が減ってしまうことにより引き起こされます。
自律神経失調は、大小に係りない過去の傷つき(トラウマ)によるフラッシュバックが引き起こします
どなたにも体験されるヒヤッ、ザワッ、モヤッ、ドキッ、イラッなどなどがフラッシュバックそのものです!映像の有無は関係ありません!
つまり、トラウマをトラウマケアにより癒し、フラッシュバックを解消することで、さまざまな症状の改善が望めます!
特に・・・・今では幼少期のほんのちょっとした傷つきだったと思える記憶が、現在の苦痛に甚大な影響を及ぼしていることがとても多くあります!
さらに、虐待などで、恒常的に自律神経の興奮・警戒状態が繰り返される幼少期を過ごされたり、無気力状態が継続したなどのご経験がお有りの場合は、筋肉そのものが傷ついて、痛み、シビレ、コリとしてあらわれている場合がとても多くあります!
こんな場合でも対話徒手療法により回復が望めます!
トラウマケア、あるいは対話徒手療法、もしくはその両方で・・・
あなたの“今度こそ!”にお応えします!!
臨床心理士・トラウマケアセラピスト・公認心理師第一回国家試験合格済(未申請)
鍼灸師・対話徒手療法士 師範
Shigekatsu KUMAGAI